アメリカ・ワシントン州シアトル郊外のベルビュー大学で行われる留学プログラム（海外英語実習）に向けて、参加予定の学生を対象に事前授業が10月5日から始まりました。

文化の違いを乗り越え、充実した留学生活になるよう、それぞれが余念なく準備を進めています。

生活習慣の違いについて、学生が驚く場面もありました。「シャワーは5分でしましょう。今から訓練しておいてください」と留学担当教員。アメリカでは貴重な水資源を守るため、短時間で洗髪や歯磨きを済ます家庭も多いからです。

海外経験豊富な教員からは、クレジットカードやパスポートの紛失対策、食文化の違いを乗り越える方法などについて的確なアドバイスがありました。高額な治療費を請求されることもある歯科治療については、教員からは「40万円もかかることがあります。今のうちから治療しておきましょう」と助言を受けました。

この準備授業から、海外研修はすでに始まっているのです。

参加した学生は、レストランでのチップの支払いやホストファミリーとの関係づくりなどについて不安をにじませましたが、「よく準備して、現地ではほかの国の学生に積極的に話しかけて、友達を作りたい」「できるだけホストファミリーと話す機会を作りたい」と期待が膨らむ様子でした。