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  • 2022.11.03
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保育科1年生 大高緑地公園を散策しました

 10月末に「私たちの地球について考える」を受講している保育科1年生は、ネイチャーガイドを講師に迎えて大高緑地公園を散策しました。
講師はテレビ・ラジオ番組にて自然環境について取り上げて自然保護に力を入れている鉄崎幹人さんです。昨年も、鉄崎さんのガイドのもと大高緑地公園を散策し、とても好評を得ています。

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 さて、今年も秋晴れの晴天に恵まれ、また紅葉の木々とふれあいながら散策を実施しました。

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「五感を使って自然を味わう」をテーマに、色とりどりの葉を観察したり、植物の香り、食べられるどんぐりを味わったりしました。普段、何気なく通り過ぎる自然も立ち止まって、五感を使うことにより様々な発見があることに気付きました。

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大高緑地公園を散策した学生の感想をいくつか紹介します。
「その辺に咲いている花、葉っぱ、木の特徴が五感を使ってよくわかり、ただ単に花、葉っぱ、木、魚、虫と一括りにしてしまうことは決してできないと分かりました。また、自然をよく知り楽しむことは私たちの地球について知ることに繋がると分かりました。」
「どんぐりにたくさん種類があるとは思わなかった。家の前にある木も今まで大して考えたことはなかったけれど帰ったら見てみたいと思った。」

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大高緑地公園散策後、短大に戻って鉄崎さんの講演を聴きました。自然のこと、虫のこと、外来生物のこと、様々なお話を伺い、自然との関わりを深く考えるきっかけとなりました。また、自然の中で子どもと関わる際の保育者の気持ちにも寄り添える内容となっていました。

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学生の感想です。
「テレビで見ると、外来種は悪いものだ、駆除されるべきものだと思っていましたが鉄崎先生が『外来種は人間が勝手に持ち込んだものであり、生き物は必死に生きている』と聞いて、とても衝撃を受けて考え方が変わりました。また私は外来種の与える影響や何がいけないか全く知らないのに『外来種』という理由だけでいけないものだと思っていたので、周りに流されていたんだと気づきました。外来種だって人間を困らそうと生きているのではなく自分がいる環境で必死に生きていることを知ったので、駆除を止めることは出来ませんがなぜ駆除されるのか理由を考えたり調べたりするなど理解を深めようと思いました。」

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8月からスタートした「私たちの地球について考える」は、自分自身が気になるSGDsを調べて発表したり、食品ロスについて学んだあとにお弁当をつくったりして身近な生活から地球環境について考えました。また、清掃活動を通して環境のこと、プラスチックのこと、自分自身の生活の在り方を振り返るきっかけにつながりました。本授業は鉄崎さんの講演をもって今期のスケジュールを終了しましたが、保育者に関わる専門的な学びだけでなく、地球に生きている一人の人間としての教養、そして保育者をめざす学生としての学びを深めることができました。。

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