- 現代教養学科
- 2022.05.17
- 新着情報
- [授業紹介]からだを動かす
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現代教養学科には、特色ある授業がたくさんあります。
今日はその中から「からだを動かす」という授業をご紹介します。------
本日の「からだを動かす」の授業は、身近な材料で遊び道具を作って伝承遊びを実践してみよう、ということで、新聞お手玉に挑戦しました。
お手玉の歴史は古く、世界各地で親しまれているメジャーな遊びです。
遊び方や形状も国によって様々ですが、今回はインターネットで遊び方について下調べをし、新聞紙お手玉を制作して実践、最後にお手玉の魅力について考察をしました。
とても単純な遊びですが、いざやってみると時間を忘れて熱中してしまいます。
それでは、実際に実践の最後に考察した学生のレポートの一部を紹介します。
彼女たちはどんなことに気づいたのでしょうか。私が考えるお手玉の魅力は、コミュニケーション能力を向上させる点だ。
今回の授業で実際に新聞紙のお手玉を作り、作る最中にグループの人達と沢山の会話をした。
「ガムテープ貸して」や「この色貰っていい?」等の会話が自然と行われた。
何気ない会話であるが、このような会話はコミュニケーションを取るきっかけとなる。
これにより、他人と仲良くなることが出来き、コミュニケーション能力の向上につながると私は考えた。
また、遊んでいる最中も自然と会話が多くなり、終了時間間近の時の教室は沢山の会話で溢れていた。
だから私は、お手玉の魅力はコミュニケーション能力を向上させる点だと考えた。
(1年M.Sさん)手軽に新聞紙でお手玉を作ることができるため、製作に時間をかけずにすぐ遊ぶことができた。
私たちのグループではお手玉投げゲームに挑戦した。
お手玉投げゲームは本来ポイント獲得ができる円を少し高さのある輪やフラフープなどで作っていたが、今回はガムテープで円を作成した。
輪のような高さがないためお手玉が転がりやすくなっているが、その分手軽に始められて難易度が高いゲームを楽しむことができた。
このゲームを通して、お手玉の魅力は「手軽に一人でも大人数でも楽しむことができる」ことだと考えた。
お手玉投げゲームは皆同じ位置から平等に投げるため同じ土俵で楽しむことができるからだ。
「簡単」に「平等」に「手軽」に遊ぶことができるお手玉が今現在でも遊ばれてきていることもお手玉の魅力であるといえる。
(1年M.Kさん)お手玉の魅力は思考力をきたえることができるところだ。
なぜなら玉の軌道を考えながら、遊ぶ必要があるためだ。
2つの玉で遊ぶ場合は、右の次は左を投げるなど1つずつの動作で行うことが出来るが、3つのお手玉で遊んだ場合2つの玉を同時に動かす必要がある。
そのため、慣れるまでは投球の向きを考えながら行う必要がある。
また、練習をしないと成功することが出来ないため、思考力に加え持続力をきたえることができる。
実際にお手玉の実戦を終えて、自分の投げたい方向に必ずしも玉が行かないため、思った以上に体を動かすことが出来た。
また、玉が遠くに転がってしまった際に、友人が拾ってくれるため、自己中心的にならずに感謝を伝える必要があることに気づいた。
以上のことからお手玉の魅力は思考力を鍛えることができる。
(2年M.Hさん)------
お手玉を通じて、自分自身の体の動きや考え方、周りの人との関係の変化にまで、丁寧に向き合い、観察することができていますね。
現代教養学科には、「体験」を通じて自分自身で発見していく授業が盛りだくさん。
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