- 2025.10.03
- プレスリリース
- 「〝私の推し〟のアイドルがスターになるとき」 ポピュラーカルチャー研究の小埜助教が新著
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ポピュラーカルチャー研究やアイドル研究で知られる名古屋短期大学(愛知県豊明市栄町武侍48 大谷岳学長)現代教養学科の小埜功貴(おの・こうき)助教が「〝私の推し〟のアイドルがスターになるとき―『まいど!ジャーニィ~』のオーディションにみる物語消費」(第5章)を分担執筆した『アイドル・オーディション研究 オーディションを知れば日本社会がわかる』がこのほど、青弓社から出版されました。ジャニーズ・オーディションの成り立ちやファン心理を分析した興味深い研究の成果ですので、是非、ご取材いただけますようお願いいたします。
小埜功貴助教の略歴
小埜助教は2025年度から現代教養学科の専任教員となりましたが、これまでも多くの大学で社会学やポップカルチャー論、若者文化論などの非常勤講師を務め、ジェンダー論や男性学の分野で数々のメディア露出を行っています。最近では、愛知県豊明市のスマホ条例成立に関し、メディア研究の立場からコメントを発信しています。同氏は、幼少期のころから男性アイドルのカッコよさや面白さに魅かれ、特にSMAPのファンとなるなど長い推し活歴を持ちます。フジテレビ系列で1996年から20年余り放送されたバラエティー番組「SMAP×SMAP」(通称・スマスマ)では、SMAPのクールなカッコよさとコントコーナーで見せる面白さからとりこになり、強いあこがれを抱きましたが、周囲からは「男なのにジャニーズ好きなの?」と言われて大きく傷ついた過去があります。日本社会の男性に対するジェンダー観と自己の意識とのギャップから、違和感や生きづらさを感じ、「自分がどう生きたらいいのか」と悩んだ末にたどり着いたのが、文化人類学者の上田紀行氏(前・東京工業大学副学長)の著作『生きる意味』。小埜助教はこの上田氏に師事して、東京工業大学の大学院(修士課程)で学び、研究者になる道を歩んできました。「不思議に思っていることに言葉を与えてくれる、自分がどう生きたらいいのか教えてくれる、この探求をもっとやりたい」と、さらに東京科学大学大学院(博士後期課程)で研究を深め、今に至っています。
新刊の概要
太田省一・塚田修一・辻泉(編著)『アイドル・オーディション研究 オーディションを知れば日本社会がわかる』(青弓社、税込み3080円、ISBN:978-4-7872-7476-2)
今回の取材の問合せ先
桜花学園大学・名古屋短期大学 広報プロデューサー
若松亮太(元・共同通信社社会部記者、本学助教)
〒470-1193 豊明市栄町武侍48 TEL: 0562-97-5503 FAX: 0562-98-1162
Mail: wakamatsur@nagoyacollege.ac.jp