- 2025.03.28
- プレスリリース
- 一宮高校2年・鹿本美優さんの『またあえたね』に優秀賞、出版へ 保育科の第5回創作絵本コンクール
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名古屋短期大学(愛知県豊明市栄町武侍48 大谷岳学長)保育科の第5回創作絵本コンクールで、本学や桜花学園大学の学生のほか、愛知県・岐阜県・三重県・福井県の高校生から計325作品の応募があり、優秀賞に愛知県立一宮高校2年生(2024年度時点、以下同じ)・鹿本美優(しかもと・みゆ)さんの『またあえたね』、入賞に桜花学園高校卒業生・橋爪愛花(はしづめ・あいか)さんの『ぼくはずっときみのもの』、愛知県立一宮商業高校卒業生・平原彩美(ひらはら・あやみ)さんの『ぼくってなにいろ』、特別賞に愛知県立知多高校2年生・寺戸咲(てらど・さき)さんの『これだーれ?』、愛知県立渥美農業高校卒業生・阿部百々子(あべ・ももこ)さんの『アメのたび』、名古屋短大保育科卒業生・神成(かんなり)あみさんの『そらをとびたい!』がそれぞれ選ばれました。審査員は大谷学長のほか保育科の教員。思いやりや優しさがあふれ、想像力豊かな作品が勢ぞろいしました。このうち、鹿本さんの『またあえたね』と、橋爪さんの『ぼくはずっときみのもの』が3月31日に三恵社(名古屋市)から出版されるほか、4月には名古屋短大で学長による授賞式も予定しています。ぜひ、ご取材いただけますようお願い申し上げます。
審査員を務めた名古屋短大保育科の吉見昌弘(よしみ・まさひろ)学科長のコメント
この絵本コンクールは、受賞者はいますが、創作絵本の優劣を決めるのが本来の目的ではありません。あくまで、絵本作りを通して子どもの思いや、考え方、感じ方を理解してほしいとの審査員の思いがあります。文字の大きさや読みやすさ、配色など、子どもの立場や発達を考えながら、学びを深めてほしいと思っています。絵本作りをきっかけにして、少しでも子どもや保育に関心をもっていただけたらと願っています。多くの高校で家庭科や総合的学習の時間の授業で絵本作りに取り組んでくださった生徒さんや、後押ししてくださった先生方に感謝申し上げたいです。
優秀賞・入賞・特別賞のご紹介と審査員による書評
優秀賞 『またあえたね』(三恵社より3月31日に出版) 鹿本美優さん(愛知県立一宮高校2年)
書評:りすさんが食べたリンゴの種が大きな木になって出会うお話です。とてもかわいらしい、りすさんの表情の変化が豊かです。パーティの風景がとても楽しそうです。りんごの木とりすさんの暖かい気持ちが伝わってきました。
入賞 『ぼくはずっときみのもの』 (三恵社より3月31日に出版) 橋爪愛花さん(桜花学園高校卒業生)
書評:幼稚園に忘れられた傘さんが、自分のお家を探すお話です。ストーリーの展開がとても自然で、空を飛ぶ風景が目に浮かびます。日常のよくある出来事を上手に空想の世界で表現しています。今度は傘を忘れないようにね。
入賞 『ぼくってなにいろ』 平原彩美さん(愛知県立一宮商業高校卒業生)
書評:白色のえのぐさんが、他のえのぐと混じって新しい色を生み出すお話です。実際に白色を使うのは、なかなか難しいのに上手に表現されたストーリーになっています。子ども達も、絵の具で表現する楽しさを感じることができると思いました。
特別賞 『これだーれ?』 寺戸咲さん(愛知県立知立高校2年生)
書評:いろいろな生き物を足元から見る視点がとても独創的な構図になっています。縦に描いた絵の描き方もユニークで、描き方に工夫を凝らしています。最後のお母さんの絵は、読み手が暖かい気持ちになります。
特別賞 『アメのたび』 阿部百々子さん(愛知県立渥美農業高校卒業生)
書評:かえるのアメくんが友達を探しに行くお話です。ヘビやタカなど怖そうな外見でも友達になれることを伝えたい作者の気持ちがこもっています。それぞれの生き物の表情も豊かに描いています。
特別賞 『そらをとびたい!』 神成あみさん(名古屋短期大学保育科卒業生)
書評:かたつむりさんが他の生き物に助けられながら、そらをとぶお話です。「やってみたい」という気持ちを大切にしたいという作者の願いが伝わる作品です。
今回の取材等の問合せ・申込先
桜花学園大学・名古屋短期大学 広報プロデューサー
若松亮太(元・共同通信社社会部記者、本学助教)
〒470-1193 豊明市栄町武侍48 TEL: 0562-97-5503 FAX: 0562-98-1162
Mail: wakamatsur@nagoyacollege.ac.jp