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授業の模様(国際関係論)

2018.10.24
英コミに入って2年生になると受講できる科目に、「国際関係論Ⅰ」、「国際関係論Ⅱ」があります。「国際関係論Ⅰ」は前期開講科目で、20世紀から21世紀にかけて起きた大きな歴史的事件などの一般的な理解を図る科目です。「国際関係論Ⅱ」は後期開講科目で、「国際関係論Ⅰ」の内容をもう少し掘り下げたものです。国際関係の個別テーマをピックアップし、教員がそれぞれの問題群について解説を行っていくタイプの科目となっています。

いずれの授業でも、学生は講義を聞きながら、それぞれの問題についての自分なりの考え方を持つことが求められます。というのは、毎回、授業の終わりに教員が投げかける質問についての意見をコメントカードに書かなければならないからです。

「国際関係論Ⅱ」で扱うテーマには、南北問題、地球環境問題、難民問題、非国家アクターの台頭、市民社会、紛争などがあります。

今週の授業で学生の皆さんが投げかけられた質問は「国連において、MDGsやSDGsといったグローバルな目標を作る理由は何だと思いますか?達成されていないのに、また新たな目標を作ることについてどう思いますか?」というものでした。ちなみに、MDGsやSDGsというのは、国連が全世界の加盟国、市民社会、個人を巻き込みながら作った開発目標の名称です。

学生から提出されたコメントはいずれも面白く、よく考えられたものでした。実は全部ここで披露したいですが、スペースにも限りがありますので、教員が特に面白いと思ったものだけを紹介します。

※平等で平和な世界をつくるためには、実現のためのステップ、目標を明確にしなければならない。目標が増えるということは、世界問題の現状をしっかり把握できていることだと思うので必要なことだとは思うが、余りにも多すぎると国民の理解も難しくなるので、関心を持ってもらえるような対策が必要です(Aさん)。

※MDGs、SDGsを作って、達成されないのに目標を新しくしていくというのは、より良い世界を作るというイメージを共有するためだと思います。いつ実行するかはさておき、そうしたことを考えるというステップは大事だと思います(Mさん)。

※目標がないより、世界全体で何か決めて目標を作る方が良いです。真剣にやろうとする国は目標達成に向かって計画も立てやすいのではないでしょうか。まずは世界全体でどのような問題があるのか、論点が具体的になっている方が意識もしやすいはず。また、達成できなかった部分も、他が改善されることで何かが変わるかもしれないので、小さな変化を起こしていくためにも目標を新たに作ることは良いと考えます(Mさん)。

※問題提起を世界に対して行っているのだろうと理解しました。また、どのような問題が世界で今起きているのか、全世界の人々に知ってもらうために組織を新たに作り、そして、目標を定めているのではないかと理解しました(Sさん)。




受講している学生の皆さんは、国際社会について自分なりの視点から想像力を膨らませ、鋭いコメントを書いてきています。皆さんも英コミに入学したら、国際関係論Ⅰと国際関係論Ⅱを受講して、国際問題に明るくなってみませんか?ひょっとしたら、高校時代と違って世界のこと、海外のことが違って見えるかもしれませんよ。





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