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「平成27年度シラバス」は平成27年7月掲載予定です。





各科目シラバス
 ≪平成26年度分≫)
                                                       過去の講座シラバス   
講座名  科目名  担当講師名  講義概要  講義手法 
 園長研修  児童福祉行政(保育・虐待) 愛知県職員 〈虐待〉
愛知県における①虐待の現状②虐待防止のための支援体制および児童相談センターの役割③虐待防止対策について概説します。
〈保育〉
保育・子育てを取り巻く状況は大きな変化の時を迎えており、保育所が求められるものも深化拡大しています。保育所の果たす役割について、保育行政の概要を通して話します。
・少子化対策と保育所の役割について(県の取り組み
・保育所の運営上の留意点について
(①法律・通知・ガイドラインから②事故防止)
小学校との連携、自己評価、職員の資質向上について(保育所保育指針より)
講義
保育の今日的課題 近藤正春  第二次世界大戦後65年余が過ぎ、今日の保育制度は歴史的な転換期を迎えている

演習では、そのような歴史的転換期にある保育制度の改革動向をふまえて、保育所

の機能と役割について次の3つのテーマを取り上げて検討する。

① こども子育て支援新システムについて

② 幼稚園・保育所と小学校との連携について

③ 保育所の第三者評価について

 演習を通して、私たちの当面している保育制度改革の意味について、歴史的、原理的、

さらには国際的な視点から考え、課題を探ってみたいと考える。

演習
 保育所の運営管理(人事管理・職場環境・職員のメンタルヘルス) 太田早津美  

保育所の運営に係る園長の責務は多様である。保育所全般の運営管理をとともに、保育の質を向上させるための取り組みは重要な園長役割である。

多忙な保育業務をこなしながら、保育の質を高めていける職員集団にしていくためには、職員にとって働きやすい職場環境を整えることも重要なことである。

また、地域に根ざした保育園として、保護者や地域の子育て家庭の信頼に応えられるようにしていかねばならない。そのために、職員が保育のプロ集団としての意識を高め、質の高い保育や子育て支援を行なっていけるよう、園長としての役割を発揮していく必要がある。自園の状況を振り返りながら、保育所の運営を円滑に行うために求められる園長の役割や資質について考える機会としたい。

 講義
 保育所の人材育成 演習 
子どもの最善の利益    ~人生の基礎を作る保育所の役割~ 田中義和   来年度から保育・子育て新制度が実施されます。それに伴い、認定こども園(幼保連携型)要領が新しく告示されました。従来からの幼稚園教育要領、保育所保育指針の基本を踏まえたものとなっていますが、「学校教育としての幼児教育」の位置づけも強調されています。乳幼児期の教育、保育が人生の基礎を作っていく上で、大切なことは何かを改めて再検討してみたいと思います。  講義
リスクマネジメント・安全管理 古畑 淳   私は法学研究者ですので、「裁判例に学ぶ保育士の注意義務」とのタイトルで、保育所における危険・安全管理について考えてみたいと思っています。保育士の注意義務違反が争点となった裁判例をいくつか例を紹介したいと考えています。
 裁判という場で保育士の注意義務(責任)が争われる事案は重大事故である場合馬多いのですが、講義ではまず、裁判所が保育士の注意義務についてどのような裁判、判示をしているのかを事案内容の理解とともに学んでいきたいと思います。
 そして、事故事案を手がかりに、保育所で求められている危険・安全管理の注意点を確認していきたいと思います。
 講義
 主任研修  入校式・児童福祉行政(保育・虐待) 愛知県職員 〈虐待〉
愛知県における①虐待の現状②虐待防止のための支援体制および児童相談センターの役割③虐待防止対策について概説します。
〈保育〉
保育・子育てを取り巻く状況は大きな変化の時を迎えており、保育所が求められるものも深化拡大しています。保育所の果たす役割について、保育行政の概要を通して話します。
・少子化対策と保育所の役割について(県の取り組み
・保育所の運営上の留意点について
(①法律・通知・ガイドラインから②事故防止)
小学校との連携、自己評価、職員の資質向上について(保育所保育指針より)
講義
保育の今日的課題 田中義和・岡林恭子 演習
子どもの発達と子どもの理解、援助の視点・方法、保育士指導 小川絢子 講義
障害児保育(発達障害の理解、統合保育、小学校等との連携、保育士指導) 山下直樹 講義
保育所の自己評価 豊田和子  保育所の自己評価とは何かを理解し、これまでの保育を振り返ることを通してあすに向かっての課題を探し合う。
⑴保育所の自己評価の意義を理解する
⑵保育士(主任)としての経験や改善を図ってきたこと、こうありたいと願うことを出し合いながら、仕事への情熱と向上心を高める。
⑶自己を客観的に評価できる力、同僚との協働性、職場改善への提案力などが保育の質の向上につながることを
学びあう。
演習
実習生の指導 淺野卓司・古畑淳    演習
乳児保育(意義、環境構成、保育士の連携指導) 布施佐代子  まず、乳児保育の意義を確認し、3歳児未満の一般的な発達をふまえた、環境構成のあり方を考え、保育士同士、職員間の連携を主任としてどのように指導していくのかという乳児保育を進めていく上でとくに大切なことを具体的な保育実践に学びながら考えていきます。
 最後に3歳児未満の発達と保育の現状をふまえいま乳児保育で大切にしたいことをまとめ確認します。
講義
保育課程 小島千恵子  保育は、子どもの主体性を尊重する営みであり、子どもが「おもしろそう」「やってみたい」と心を動かし、自ら環境に関わり、その営みが始まる。保育者はその子どもに寄り添いながら、関わりを深めることで実践はより深まっていく。保育過程は一言で言うならば、それらのことが総合的にデザインされてものである。
 保育者は子どもの主体性について勘案しながら、事前に保育者が保育のデザインをするという難問に向き合いながら生きた実践作りに取り組んでいる。この難題に向き合うために「保育過程」とは何なのか、その基本に返って考えていきたい。
演習
保護者支援 小嶋玲子  この講義ではまず、主任保育士が行っている保護者支援について振り返り交流し、主任保育士たちの努力や工夫について見直したいと思います。
 その上で主任保育士が感じている保護者支援の利点や困難点について理解したいと思います。
 そして、保護者支援の動向を法令や養成カリキュラムから知り、よりよい保護者支援の為に主任保育士としてできることを考えていきます。
 講義から相談技術のスキルアップのヒントも得ていただきたい。
講義
園内研修   小嶋玲子・小川絢子・田中義和  子どもたちを取り巻く地域社会や家庭環境の変化、それに伴い保育ニーズが多様化する中で、保育実践の質を常に高めていくことが求められています。自分たちの園の保育実践を対象にした園内研修は、その中でとりわけ重要な役割をもっています。前半は、各園での園内研修現状を交流し・課題を明らかにしていきます。後半は、園内研修の具体的な方法の一つとして、エピソード記録の取り方と、保育カンファレンスについて学びます。 演習
中堅前期保育士研修  子どもの発達と子ども理解、援助の視点・方法 成田朋子

 幼い子どもの成長を支える保育者が保育する上で、子どもの発達のみちすじを正確に把握しておくことは何よりも大切なことである。

 まず、乳幼児期の子どもの発達の特徴をおさえ、発達をみる目を確かなものにしたい。そして、日々接する一人一人の子どもの行動の発達的意味を考え、具体的な援助の視点・方法について考える。

講義
 指導計画 小島千恵子    指導計画は「書かなければいけないから」ということ拘束された気持ちで書く事が多いだろう。いったい指導計画とは何のたに書くのだろうか。誰のために書くのだろうか。指導計画は、主体的に遊ぶ子どもの姿をとらえながら、子どものよりよい成長を願いながら、あらゆる方策を検討して子どもと保育者が共に実践を創り出していくことである。保育をデザインすることなのである。
 本研修では、指導計画の本質を考えながら、子どもと共に生活する計画をいかに楽しく立案して実践につなげていくのか。自分が気づけない、自分がわからないことに気づき、自分と子どもがいきいきと生活できる指導計画が描(書)けるようになることをめざす。
演習 
 障害児保育(発達障害の理解・統合保育) 荻原はるみ  文部科学省(2012)によると、何らかの特別な支援を必要としている子どもが6.5%いると報告されており、障害児保育は特別なものではありません。本講義においては自閉症スペクトラム障害、注意欠陥/多動性障害についての概論と事例を通して、発達障害や気になる子どもへの適切な対応・支援についての、受講生の皆さんと一緒に探っていきたいと思います。   講義
中堅前期保育士の役割・保育者論 野田さとみ  保育士の経験も3年を過ぎると初任者ではなく中堅としての役割が問われるようになる。本講義では、保育士のライフステージの中で中堅前期はどのような時期であるのか、保育の専門家としての成長過程から考えていく。また、各分野の専門家としての責任や論理が求められる昨今、改めて保育士の役割について振り返るとともに、保育士の今後の課題について考察する機会とする。   講義
子どもの発達と子ども理解、援助の視点・方法 成田朋子
講義
保護者対応   岡野尚子・児玉文子・織田純代  子どもたちの幸せにつながる「保護者対応」を考える。どの保護者にも、生活の慌しさの中にあっても「親」であることに誇りを持ち、乳幼児期の子どもの魅力に触れ、子育てを楽しんでほしいと願う。
 そのために、保育者は普段から保護者とどのように関わると良いのだろうか。
 また問題が、生じた時にはどの様に解決に向かうと良いのだろうか。
 今回の研修が、保育者と保護者との信頼関係を築くために具体的に何ができるかをともに考えるばになるよう望んでいる。
講義
乳児保育(意義、環境構成、個々の発達を踏まえた保育実践) 笹瀬ひと美

 乳児保育における環境と関わり方の重要性について再確認し、012歳児の身体的発達の特徴を学び直します。その上で、発達にあった促し方、言葉かけ、遊び方、関わり方など実践的な内容についても触れていきます。この時期の保育者の関わり方が、子どもの将来にとって重要な役割を果たすということを理解し、より良い保育を目指していきましょう。

講義
保育士の自己評価 青山佳代・森山雅子・冨貴田智子

保育者は、保育所保育指針にもあるように、日頃から実践してきたことを、自ら点検、評価し、改善点を見出し、次へのステップにしていくという「P(プラン)、D(ドゥ)C(チェック)、A(アクション)というサイクル」に基づいて、自己評価をすることが求められています。

今回の研修では、受講者の皆さんが入職してからこれまでの保育を、ポートフォリオ(「職務経歴書」)を作成しながら振り返り、みなさんのこれまでの保育をいくつかのグループで共有してみようと思います
演習
保育職の魅力の伝達(学生への伝え方) 青山佳代・森山雅子・笹瀬ひと美・冨貴田智子

 中堅保育士になると、後輩保育士や実習生とのかかわりの機会も多くなってくると思います。自分では「保育職のやりがい」を認識できたり、また保育の現場では「次に何をやるべきか」を理解できるようになっていることでしょう。しかし、後輩保育士や実習生に、保育職の素晴らしさ、または保育現場における指示について、うまく表現したり、指示したりすることに困難を感じている中堅保育士もいるのではないでしょうか?

今回の研修では、愛知江南短期大学の卒業年次の学生とペアになってもらい、いくつかの事例を実践してもらうなかで、中堅保育士としての表現力・伝達力を身に付けてもらいます。

演習
 中堅後期保育士研修              保育の原理(保育所の社会的責任 矢藤誠慈郎    講義 
保育職の魅力の伝達  鈴木文代・大岩みちの    演習 
保育職の魅力の伝達   大岩みちの・鈴木恒一    演習 
障害児保育(発達障害の理解・統合保育)  平岩ふみよ    最近では、保育所での障害児の受け入れが進んできております。発達障害や発達障害が疑われる幼児への理解や対応の必要性が高まっています豊かな育ちを保証していくためには、障害についての知識と理解を深めることが大切です。同時に、障害児を支える保育力が必要です。具体的な実践例にもふれながら、その子らしさをていねいに語ることのできる保育士をめざしましょう 講義 
保育職の魅力の伝達  大岩みちの・鈴木方子・鈴木恒一    この研修科目では、保育職の魅力を如何に後進に伝えていくのかについて演習形式で進める。まずは、保育職の魅力とは何かを保育実践の視点からグループ討議を行う。

そして、保育者を目指す学生にその内容を伝達する時間を設け、遠隔操作システムを活用することにより受講者全員によって、その魅力を『わかちあい』共有する。

 さらに、全体を『ふりかえり』一人ひとりが保育職の魅力について再認識し、職員間の連携や保育者養成に役立てる。(鈴木恒一)
演習 
保育職の魅力の伝達 大岩みちの・鈴木方子・ 鈴木文代    この研修科目では、保育職の魅力を如何に後進に伝えていくのかについて演習形式で進める。まずは①2保育色の魅力とは何かを保育実践の視点からグループで討議する。③保育者を目指す学生にその内容を伝達する時間を設ける。その様子を受講者全員が遠隔授業システムによって視聴し、共有する。最後に④全体を振り返り一人ひとりが保育職の魅力について再認識し、職員間の連携や保育者養成に役立てる(大岩)  演習
子どもの発達と子ども理解(援助の視点・方法)    服部次郎     講義
乳児保育 (意義・環境構成・個々の発達を踏まえた保育実践) 鈴木方子    現代社会において乳児保育の果たす役割は大変重要である。気になる子への対応、アレルギー児への対応。保護者支援、保育者間の連携等課題が山積みしている。この講義では、乳児の発達の理論を見直し、子ども、保護者、保育者それぞれの視点から乳児保育のあり方について考察し、実践につながるよう理解を深めていく。  講義 
指導計画【演習1】 (意義・環境構成・個々の発達を踏まえた保育実践)  鈴木方子   この講義では1・2歳児の指導計画を立案する。立案に際しては、環境構成と個々の発達、保育者感への連携に留意し指導計画をもとにして、グループワークを行なう。その際保育者間での課題とねらいの共有、保護者対応、気になる子への対応等をふまえたうえで、意見交換を行なう。その後話し合いの内容を発表し、これからの保育実践につなげていき保育の質の向上を目標とする。 演習
保育士のメンタルヘルス   小原倫子    講義
 指導計画【演習2】【演習3】 野田美樹・加藤早苗   保育課程・教育課程を具体的に示す指導計画のあり方について解説します。
 指導計画の種類や種類に応じた留意点について学びます。
 指導計画における「ねらい」「内容」「環境の構成」「保育者の援助・留意点」「評価・反省」についてグループに分かれ演習や行い、保育実践により活かすことのできる指導計画の作成について探求します。
演習 
子どもの発達と子ども理解(援助の視点・方法)   岸本美紀   本講義では、1限目に子どもの発達について確認を行う。「保育所保育指針」第2章子どもの発達をもとに、大まかな発達の道筋やキーワードの復習をする。そして、事例を通して、実際の子どもの姿につなげて理解することを試みる。

2限目では、子どもの発達の多様性や個と集団の関係等を踏まえた援助について、視聴覚教材の利用とグループワークを通して考えていく

 講義
 保育者論(保育士の役割) 中村治人  

 保育者という存在は、狭い領域の深みを極める専門家とはちがい、一人ひとりの子どもの生活世界獲得へ向けた保育的誘導者であり、後輩保育者のモデル的誘導者であるという複雑で難解な要求にさらされている。この状況を引きうけるにあたっては、個別の要求に順次対応するのではなく、保育の原点を視座に据えた展望において省みることからはじめたい。

講義 
育児休業明け保育士研修 近年の保育をめぐる状況 岡林恭子・神谷妃登美・原田明美  2017年度より導入される新制度の説明を中心にこれから保育所(認定こども園を含む)や保育士に求められる保育について話します。(原田明美) 講義 
   ・近年の保育の状況
・2015年4月からの新制度について
・幼稚園・認定こども園・保育所の動き
(神谷妃登美)
ワークライフバランス  仕事と家庭(育児や家事)をどう両立させていくか、家族の協力を得て両方にやりがい、生きがいを見出すにはどうしたらよいかを話します。(原田明美) 講義 
  ・保育の魅力とやりがい
・保育者として働くこと
・子育て支援
(神谷妃登美)
保育士の魅力の再発見  グループ合議で不安や悩みを出し合い、保育の魅力についても再確認します。
(原田明美)
演習 
      ・グループ討議・発表
・保育の魅力とやりがい
・職場での人間関係
(神谷妃登美)
障害児保育専門研修      障害児保育の意義と役割 武藤久枝  第1に障害児保育の意義と役割について理解する。 第2に幼児期の主な障害であるADHD、知的障害、自閉症、スペクトラム障害に関する基本的知識を習得して、それぞれの事例に基づいた検討を行い、理解を深める。
 第3に統合保育についての理解を深め、就学における保育所と小学校との連携を理解する。最後に事例検討を通して、保護者支援を理解する。
講義
 障害児保育の基礎知識)(軽度発達障害) 武藤久枝   講義
障害児保育に関する事例検討及び解説(軽度発達障害)  大河内修   演習
 障害児保育の基礎知識(知的障害 大河内修    講義 
統合保育の理解①  大河内修   講義 
障害児保育に関する事例検討及び解説(知的障害)  武藤久枝  演習
 障害児保育の基礎知識(自閉症スペクトラム障害)  大河内修   講義 
障害児保育に関する事例検討及び解説(自閉症スペクトラム障害)  武藤久枝   演習 
総合保育の理解②   大河内修    講義
障害のある子どもを支える保小連携   武藤久枝   講義 
障害児保育に関する事例検討及び解説(保護者支援)  大河内修   演習 
乳児保育専門研修      乳児保育の意義、子どもの最善の利益の尊重 中田照子 講義
保護者との連携 安部 孝  「保育所保育指針解説書」にある「保育における生活と家庭との生活の連続性を尊重し、保育時間等の違いに配慮するとともに、家庭との連携についても視野に入れて設定」することの意味について、幼児期以降のそだちを見通しながら具体的に考えます。その際、講師の実践を基に保育者と保護者の間に置かれたこどもの立場や思いや、日本の古井生活にあった、地域の《広がり》の中の子育てに着目します。 講義
乳児保育の環境・保育士の連携 前田キミヨ   保育環境とは、人的環境、物的環境、自然・社会の事象があり相互に関連し合って一つの環境状況を創り出している。
 こうした環境は子どもの生活が安定し活動が豊かになるよう計画的に構成し工夫することが大切である。
 乳児保育では子ども自身の意志や態度が未発達なため、環境の影響は大きい。保育する者とされる者双方にとって心地よい環境のもとで豊かな保育をするためにも保育士間の連携を再確認し演習を通して共に学び合う機会としたい。
演習
乳児保育の環境・保育士の連携 稲垣水かげ  演習 
 乳児期の子どもの発達と子ども理解、援助の視点・方法 星 三和子・南 元子  乳児保育の中で特にこれまで私が行ってきた研究を3つとりあげ、これを中心に乳児保育を見直すきっかけを提供したい
①0歳児同士のかかわりの発達と保育の介入について
②0歳児の についての研究から
③0歳児保育の国際比較研究からみえる日本の保育の「れたカリキュラム」これらを通して乳児期の子どもの発達の理解と援助の考え方について検討がしたい。
(星三和子)

副題:地域子育て支援の実際
 保育士から保育士から見る乳児期の子供を抱える親子像とは、どのようなものでしょうか。
 そして実際に保護者たちは各地で開かれている子育て支援活動についてWorld cafe形式を取りながら考えていきます
(南 元子) 
講義
指導計画と保育の記録 小沢志江子  「乳幼児の最善の利益を考慮し・・・・」は、保育所保育の重要な課題である。
 保育の計画のない保育は、内容や方法に偏りが生まれ、見通しや発展性に乏しく反省や評価も出来がたいと考えられる。
 特に、乳児保育は個別計画が基本であることは言うまでもない。保育を振り返り個々の子供を理解するには、記録は大切な保育実践である。
 指導計画・記録のあり方について、再学習すると同時に演習を通してともに学び合う機会とする。
演習
乳児救急    山田恵子・有我夏美
上原章江 
 

 

実技
公開講座A 保育事故の現状 赤塚徳子   保育現場において、実際にどのような事故が起きているのか、どこで事故が起こりやすいかなど、データを基して講義を行う。保育事故の現状をふまえ、保育者として気をつけることや、園全体として取り組むべきことについて明らかにする。

また参加者同士、それぞれの保育現場で起きた事例を報告したり、処置の仕方や保護者への対応についてグループディスカッションしたりして、事故の防止策や保護者対応について検討する。

講義 
保育現場での事故例や防止策① 赤塚徳子  演習 
保育現場での事故例や防止策① 鈴木陽子    演習 
ケガの応急処置の実践   鈴木陽子    実技 
公開講座B 障害があるって?~保育現場での子どもたち 近藤直子     1・保育現場で出会う障害のある子どもの「障害」に関して、DVDなどを用いて学ぶ。
 2・障害のある子どもの発達を理解する。障害児としてではなく「子ども」として理解する。
 3・障害のある子どももともに楽しく生活するクラスづくり保育士一人でがんばらない。1年間の見通しのなかで
 講義
障害がある子どもの発達を理解する 講義 
障害のある子どもも共に楽しく生活するクラスづくり 講義 
家族の中の障害児~家族を支えるために 田倉さやか   本講座では、障害のある子どもたちの家族に視点をあてて、家族が障害のある子供を育てる中で、どのような思いをいただいているか、支援者に何を求めているかについてお話をしていきたいと思います。どうしても保護者に視点が向きがちですが、陰に隠れている「きょうだい」の存在にもふれ彼らの思いについても触れていきます。また、簡単なグループワークも実施し、保護者の相談にどのように対応していくか体験的に学習できる時間も設定する予定です 講義 
  公開講座C   シンポジュウム

「保育職の魅力とは」 
岡田真智子・神谷典子
 荻野考史 太田沙織  小久保 直美
 

 魅力とは・・・子どもたちの成長を一番近くで見られることです。できなかったことができるようになった時の喜びを共に感じるとき、とても幸せな気持ちになります。
 また、その様子をお母さんたちに伝えそこでも喜びを分かち合うことが出来ます。保育士になったばかりの頃は”なぜわかったくれないのだろう”と自分の思いばかり子供にも親にも押し付けていました。
 でも、自分が出産、子育てを経験し、子どもたちが苦しい思いをして産まれてくること、親がいろんな思いをもって子育てしていることを知り、子どもたち一人ひとりを大切にしたい親の気持に寄り添い関わっていきたいと思うようになりました。
 家庭をもち仕事を続けることは本当に大変なことです。でも自分の子どもだけでなく、たくさんの子どもたちの成長をお父さん、お母さんたちと一緒に喜び、充実した毎日が送れる”保育”の仕事が大好きです。

 
講義「保育者のストレス」及び自己分析 那須野康成     
グループ別討論1  那須野康成 岡田真智子
 神谷典子
 保育職について最近の傾向として「大変な仕事」「子どもの対応が難しい」「保護者対応が難しい」「保育者としてこんな私で大丈夫かしら」等、マイナスのイメージが多く、保育職の大変な部分ばかりクローズアップされている。  長年続けてきた保育者生活を振り返り、保育現場での出来事や子どもの姿・保護者の姿等を通して「保育者の魅力とは」なにかを話す。その経験談を通して、「大変さの中にある保育者の魅力」を捉え、子どもの育ちに大きくかかわる大事な仕事として自覚できるよう、また何事も前向きに取り組むことができるような講義内容にする。  
 グループ討論2報告会 那須野康成 岡田真智子
 神谷典子